ビットコインは、何か得体のしれないもの
あんまりいいイメージでは伝わっていません。
でも、見知らぬ言葉・事なので・・・と知らないで済ます事は、これからの時代いかがなものか!
敬遠して、イメージだけと言うわけには・・・?
興味を持つことはいつでも大事ですよね。
少し、一緒に調べてみませんか?
ビットコインとは
ビットコインはインターネット上で流通している「仮想通貨」の1つです。
通貨の単位は、「BTC、XBT、BitcoinSign.svg」などの表記があります。
仮想通貨は、「暗号通貨」「デジタル通貨」「電子マネー」とも呼ばれています。
流通を管理する国家や中央組織・団体はなく、紙幣や硬貨等も発行されていません。
インターネット上でのみ取引される通貨です。
Wikiからビットコインについてはコチラから
起源
2008年、「サトシ・ナカモト=中本哲史」という人物によって、ビットコインの原理を示した論文が発表されました。
そのためビットコインの考案者は「サトシ・ナカモト」と言われていますが、どんな人物なのか正体は不明とされています。
ビットコインの原理はその後、ナカモトと彼のチームによってソフトウェアの開発・リリースが発表され、ビットコイン初のマイニング(採掘)と運用が開始されました。
2010年頃、ギャヴィン・アンドレセンにプロジェクトの管理を、またビットコイン・コミュニティ内のメンバーにドメインの管理を任せるまでに、ナカモトはビットコインの開発・運用に寄与し続けてきました。
特長
ビットコインは、その主な仕組みの1つである「中央集権ではないこと」に共鳴した人たちによって開発が続けられ、現在に至るまで爆発的に普及してきました。
2016年5月のビットコインの時価総額は69億ドルで、仮想通貨時価総額第一位となっています。
同年2月が57億ドルでしたので、この3カ月で12億ドルも時価総額が増えています。
国内流通
現在、世界中には数多くの仮想通貨が流通していますが、そのシェアは2015年12月現在ビットコインが約9割を占めています。
また、国内においても、2015年9月時点でのビットコイン取引所5社の合計取引額が月間15万BTCに到達し、世界でのシェアは1.7%になっています。
これは国内におけるビットコイン取引高の急激な増加を表しています。
ビットコインの購入について
ビットコインを始める=ビットコインを持つには、まず「取引所・交換所」でビットコインを購入します。
例えば、ビットフライヤーでアカウントを作成して、ビットコインを購入します。
ビットフライヤーはコチラの公式サイトから
同時に、購入したビットコインを保管する財布である「ビットコイン・ウォレット」を作る事も必要になります。
ビットコイン取引所
ビットコインを入手する方法はいくつかありますが、手っ取り早く確実なのが、このビットコイン取引所で購入する方法です。
ビットコイン取引所とは、ビットコインを買いたい人と売りたい人の取引の場を提供するプラットフォームです。
買う人と売る人両者の仲介役を行い、取引が成立したら両者は取引所に手数料を支払います。
また、交換所は、取引相手が交換所となる二者間取引となり「店頭取引」とも呼ばれています。
遅ればせら日本でも
日本では2016年3月にビットコインを「貨幣の機能を持つ」と認定しました。
同時にこれらのビットコイン等仮想通貨の取引所を「登録制」として金融庁の監督下での運営が開始されました。
そのため、これからビットコインで取引(商品の購買・販売等も)を始める利用者にとっては、政府の規制が入ることでより安心な取引が可能になったと言えるでしょう。
ビットコイン・ウォレットについて
ビットコインは、「peer-to-peer=ユーザーからユーザーへ」で取引するので、通貨を管理する仲介組織(銀行など)はありません。
そのため、自分の保有するビットコインを保管しておく、前出のウォレット=財布を作っておくことが必要です。
「ビットコイン・ウォレット」は現金の入った財布のようなイメージで、インターネット上でビットコインを保管するサービスのことを言います。
ビットコイン・ウォレットは、取引所でビットコインを購入したり他者と送入金をする際の送付先になるものです。
ビットコイン・ウォレットは、自分のパソコンやスマートフォンにインストールしてビットコインの取引で利用します。
ビットコインATMについて
ビットコインを購入する際にクレジットカードを使いたくない人のためには、現金での購入が可能なビットコインATMがおすすめです。
現在、ビットコインATMの設置数は世界中で急増しており、日本国内においてもその数を増やしています。
ATMでのビットコインの購入はスマートフォンで行えます。
こちらもまず、スマートフォンのビットコイン・ウォレットを作成=インストールしておく必要があります。
ATMでの購入の手順
(1)本人確認をする。(2)購入したい額の現金をATMに投入する。(3)スマートフォンで、ATMのQRコードリーダーにビットコインウォレットのアドレスを読み込ませる。(4)読み込みが完了したら、ビットコインウォレットにビットコインが送付される。
本人確認は取引の健全化のために行われるもので、免許証などの本人確認書類が必要になります。
ビットコインの使い方や換金について
日本でもインバウンドの増加でビットコイン取引ができるお店は増えていますね。
ビットコインを利用したお店の会計は、スマートフォンで購入したビットコインを使います。
まず、レジにて円がビットコインに換算された金額を確認します。
ビットコインが表示されたQRコードの端末機にスマートフォンをかざします。
スマートフォンのビットコインウォレットがQRコードを読み取る事によって取引は完了します。
ビットコインはUSDやJPYなどの現金に換金も可能です。
換金方法にはいくつかありますが、主な手段としては以下の2つがあります。
「ビットコイン交換所で換金する方法」
ビットコインの交換所とは、通貨ビットコインをUSDやJPYと交換する取引所のことです。
取引によってUSDやJPY、EUR、人民元など通貨は異なります。
交換所では大口のビットコインの時価での売り買いが可能です。
「ビットコインATMで換金する方法」
ATMでビットコインを換金する方法もあります。
ビットコインATMの中にはビットコインの売却ができるものもあります。
例えば「RoboCoin」はビットコインの購入・売却の両方に対応しているATMです。
こちらも相場での売り買いが可能です。
スマートフォン利用
ATMでのビットコインの換金は購入時と同じようにスマートフォンで行います。
換金までの仕組みとしては次のようになります。
(1)本人確認をする。(2)ATM画面に表示されるアドレス宛てに、売却したい額のビットコインを送付する。(3)ビットコインの送付が確認されたら、ATMでの現金引き出し(売却代金の支払い)が可能になる。
取引所での換金と比較すると、ATMは大口の売却には適していませんが、少額のビットコインを手軽に換金するのに向いていると言えます。
ちなみに2016年6月時点のビットコイン相場は、1BTC「60,000円」程度で、2017年6月では「270,000円」程度となっています。
換金のタイミングは相場を確認してから行う必要があるみたいですね。
決済インフラ入門 [ 宿輪純一 ] |