おすすめの小説
失礼ながらランキング形式で書いてみました。「小説を読もう!」
わたしのおすすめ小説ナンバー1は、中島らもの「超老伝=1980年作」
カポエラが得意で元気なおじいちゃんが大活躍する楽しいコメディで、軽い気持ちで読むことができます。
カポエラはブラジルの無形文化遺産のカポエイラが題材でダンスが混ざった当地の格闘技と音楽の総称です。
ナンバー2は、坂口安吾の「桜の森の満開の下=1947年作」
サイコホラーの原点といった感じで、終盤に満開の桜の下で奇々怪々な事件が起こります。
読後に薄ら寒い怖さがあって最高です。
ナンバー3は、夢野久作の「瓶詰めの地獄=1928年作」
無人島に取り残された兄妹の行く末をいろいろ推理しながら読見ました。読者の想像力に訴え、残酷さと哀感を喚起させるミステリアスな物語です。短編なのですぐに読み終わります。
ナンバー4は、町田康の「くっすん大黒=1996年作」
日常に潜む狂気から不器用な男が、脱力気味に疾走するかの様、徐々に不思議な世界へと誘われていくような感じがたまりません。
ナンバー5は、小林泰三の「玩具修理者=1995年作」
怪奇小説で、全体に横たわる不穏な空気にドキドキしながら、謎が謎を呼ぶ展開を楽しむこともできます。
お気に入りの小説家
失礼ながらランキング形式で書いてみました。「小説家に拍手!」
私のお気に入りの小説家ナンバーワンは三浦綾子です。
素晴らしい心理描写と、独自の哲学を持っていらっしゃるので、読むことで身が引き締まるようなお話を書く人です。
二番目は、中島らもです。
頭の良さを根底に感じさせる文章を書く人です。
また、独特の闇の深さを感じさせられます。退廃的な魅力があると思います。
一方ユーモアのセンスもたっぷりあります。
三番目は、小林泰三です。
幅広い知識がベースにあることを感じさせられます。
人間とは何なのかについて、彼独特の感じ方に興味を持ちます。
読後は自分の存在について考えさせられざるをえません。
四番目は、町田康です。
独自の冷めた人間観察で、ロックンロッカーである彼の感性を感じさせる視線が面白いです。
主人公はいつも、到底理解できないようなことを、しでかしてしまいます。
皆強烈な個性を持っている登場人物が引き起こす恐ろしい事態にも、笑ったり恐ろしくなったりします。
展開も、どうなるのかヒヤヒヤさせられます。
五番目は、坂口安吾です。
日本の文学を代表する、個性的なセンスと深い知識を持った作家です。
そして激しい気性が現れた素晴らしい作品を生み出しています。
ありありと情景が浮かんでくるような文を書く人です。
三浦綾子先生のURLはコチラから
プロと素人の小説の書き方
失礼ながらプロと素人の小説の書き方の違いは、「懸賞小説に応募!」
「他人から見てどう思われるのかということを客観的に見る事ができるかどうかであると思います。」
素人が小説を書く場合
素人は自分ではすごく面白いと思っているアイデアを=実際に個性的なアイデアであっても=
他人から読まれるということを意識せずに、勢いだけで書いてしまうという失敗があるのではないでしょうか。
1、小説の文脈を分かりやすくするために、文章表現や基本的な表現の書き方をネットや本を参考に
学んでから書きはじめることが大切ではないかと思います。
2、描写の仕方については、自分がどういうことを表現したいのかということをメモしてから書きはじめると良いと思います。
悲しい場面は思い切り悲惨に、激しい場面はびっくりするほど痛々しくしてしまって良いと思います。
平坦で地味な文章よりは、派手すぎると思われるような表現のほうが伝わると思います。
照れずに思い切り書いてみた方がいいと思います。
3、自分の周りや地域でしか使っていない表現は使わないように注意すべきです。
動詞の活用や語彙・言葉使いなどわからない言葉は辞書で調べてから使うことが大切です。
4、センスがある人は、ある程度はセンスで押し切れます。
しかし、それはプロになってからでもできることだと思います。